不登校心療内科受診 登校しぶり・不登校【受診が必要なきざし】とは?

登校しぶり・不登校【受診が必要なきざし】とは?

登校しぶり・不登校の子どもに受診が必要なきざしをお伝えします。
みぃわ

不登校の約8割
なんらかの診断名がつくと
ある調査でわかりました。

社会生活に支障がでている
という時点で「SOS」、
学校へ行ける状態じゃない
受け止める必要があるのです。

かといって、お子さまが
心の病にかかっている
ということではありません。

ただ、見逃してしまうと
症状は悪化し
回復が長期化してしまう。

早めに見つけ
早期に治療をすることで
症状は軽くすみます。
また、回復も早いということを
意識していてほしいのです。

その為にも
「心の病かもしれない」
という意識をもちつつ
お子さまの様子に
心を掛けて頂きたいのです。

一人ひとり
症状や経過は異なります。
「あれ?いつもと違う」
という感覚は大切です。

この記事を最後まで読んで頂くと
心の病の「きざし」
理解できるようになりますよ。

思春期の子どもに、心療内科・精神科受診が必要なきざし。
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不登校は防衛反応

今まで通っていた学校に
適応できなくなったとき
脳の機能的問題が背景にある
考えられます。

一人ひとり原因が違い
それらが複雑にからみあい
何かをきっかけにして
学校へ行くことができなくなります。

実は、生まれつきのお子さまの
気質にも関係があります。

例えば、繊細さん(HSC)では
同じ教室にいても
冷や汗をかくほど緊張して
人一倍疲れます。

敏感すぎて周囲が
気になりすぎるのです。

ただでさえ傷つきやすい
繊細なお子様ですから
度重なるストレスや
傷つき体験で容易に
メンタルダウンしてしまいます。

子どもは学校へ
行った方が良いことは
わかっています。

でも、心と身体が動かない。
原因を言葉で表現することが
できない
のです。

反対されるし
叱られることは重々承知。
だけど、自分を守るために
学校へいくことができません。

子どもは悪くないのです。
生まれつきの気質と
周囲をとりまく環境から
脳の機能が低下してしまったのです。

この時、一番身近な親や大人は
その苦しさや「SOS」を
受け止め、理解することが大切です。

そして、子どものために
何が必要かを考え
行動していくことが
回復へのポイントです。

親として、不安で心配で
いてもたってもいられなるかもしれません。
ときには、うつ状態に
なることもあるくらいです。

親も、本当につらい。

ですが、親の心の安定が
子どもの回復には必要不可欠。

お子さまの回復力を信じ
どんと構えていてほしいのです。

登校しぶり・不登校は防衛反応

受診が必要な「きざし」とは

学校へ行けない
外に出られないなど
社会生活に支障がでているのであれば
それが一つのきざしとなります。

一人ひとり症状や
症状のでかたは違いますが
思春期の心の病の
おもなな「きざし」は
以下の通りです。

  1. 性格が変わったように感じる
  2. 頭痛・腹痛・吐き気・発熱
  3. 朝、起きられない
  4. 眠れない
  5. 「疲れた」と繰り返す
  6. 集中できなくなった
  7. 気分の波が激しい
  8. 腹痛でトイレからでてこない
  9. 暴力的な態度が増えた
  10. しずむ・イライラ・不安が
    2週間以上続く
  11. 考えがまとまらない
  12. 食欲不振
  13. 今まで楽しんでいたことが
    楽しめていない
  14. 現実的じゃないことを言う
  15. 物を欲しがる(浪費)
  16. ネット・ゲームに逃避
  17. 周りの人が悪口を
    言っていると気にする
  18. お風呂や歯磨きなど
    セルフケアに無頓着になる
  19. 自分の見た目や臭いを
    気にしすぎる
  20. 氷ばかり食べる
  21. 涙がとまらない
  22. 何度も同じ確認を繰り返す
  23. 髪の毛を抜いてしまう
  24. 自分の爪や毛を食べる
  25. 生きているのがやっとという状態

これらは脳の機能低下から
おこる症状の一部です。

上記の兆候以外でも
「あれ、おかしいな」
と感じたことは
「きざし」かもしれません。
メモに記しておくと良いですよ。

思春期の子どもに、心療内科・精神科の受診が必要なきざし

心療内科と精神科どちらを受診するか

まずは、小児科や内科で
身体的な検査を受け
異常がないかを確認してから
心療内科や精神科を
受診することをお勧めします。

腹痛・頭痛・発熱・吐き気などの
身体症状が現れている場合
心療内科が向いています。

攻撃的になったり
話がかみ合わなくなったり
命の危険が感じられるなど
人格的な変化がある場合
精神科となります。

ただ、判断できない場合は
こだわらずに、予約がとれた
方へ行ってみるのも
良いかもしれません。

治療は遅れるほど
症状が長引くことがありますが
早ければ、症状も軽くすみ
回復も早いです


「病気じゃないことを
確認しに行こう」と伝えて
誘ってみてください。

それでも
受診を拒否する場合は
医療機関に相談してみてくださいね。

脳の機能低下で
寝返りもやっとできる状態だったり
外へ出るのが怖い場合もあるのです。

心療内科と精神科、どちらを受診するかの判断方法。

回復に向けて家でできること

基本は温かい家庭環境
回復に向けることになります。

そして、医師の診断で薬物療法を
受けながら通院するケースもあります。

必要と判断された場合は
入院ということもありますが
恐怖心の強い子どもにとって
入院治療が合わないことも。

ここで注意が必要なのは
治療していても
お子さまを取りまく
環境が変わらなければ
根本治療にならない
ことです。

家も学校も
「安全」と「安心」を感じられる
環境に改善することで
心は癒やされ回復に
向かっていくのです。

子どもの心のエネルギー回復に向けて、家庭でできること。

まとめ

大人はなぜか
子どもが心の病にかかるとは
思っていないです。

自分の子どもとなると
なおさらです。

子どもは元気なものという
潜在的なイメージがあるのです。

「学校へ行けない」
それは、やっとの思いで
だすことができたSOS。
防衛反応なのです。

早期治療で症状は軽くすみ
経過はよくなります。

不登校を長期化させないためにも
心の病の「きざし」を
見逃さないことが重要ですね。

心配なこと不安なことは
第三者に相談することも大切ですよ。

心の病の兆しを見逃さないことが大切。





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ABOUT ME
みぃわ
みぃわ
子育てアドバイザー/ナース
「思春期の子育てママを救いたい」         看護師歴28年、思春期専門の子育てアドバイザーです。3人の母であり、不登校の娘を支えた経験もあります。当時は、登校しぶり初期の対応が良くなかったことで、まさかの出来事が連日のように待ち受けていました。辛い日々でしたが、諦めずに適切な対応を続ければ、必ず回復していくことを実感しました。現在は、思春期子育て専門家として、追い込まれているママを救い、お子様も同時に回復へ向かうようにサポートをしています。解決の糸口は必ずあります。 ママの心をかる~く、また笑顔で子育てができる ように導きます。
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