学校へ行けない子どもとママを「苦しめる正体」とは?
今は学校へ行かれないけど、
心のエネルギーが回復すればいくらでも自立していける。
子供を信じて見守ることが必要。
それなのに、
このまま学校へ行けないと
自立できなくなる
就職できなくなるんじゃないか?
そんな対応でいいのか?
と夫や家族がまくしたてる。
どれだけ説明しても
「学校へ行かなければ自立できない」
という信念を変えてくれない、
理解してもらえないと
ママは、とても苦しいですよね。
回復が長引き、親子関係も崩壊してしまうのでは?
というママの不安が増えてしまう。
そして、子どもを元気にするエネルギーが奪われるどころか、
メンタルが不調になってしまいます。
子供は、
ママの笑顔をみて
元気になっていくのに…。
笑顔どころか苦悶な表情を
みせることになってしまいます。
そうなると子どもも
自分を責めてしまいます。
子どもは全然悪くないのに、
前時代的な考えがママと子どもを
苦しめてしまうのです。
学校へ行ける=自立できるわけではない
とてつもない恐怖を感じた感染症、
変化が激しく先行き不安、
学歴至上主義(今は終わりつつある)な現代。
今の社会は、
不安を駆り立て、
親は子どものサインや意思を顧みず、
子どもの将来の為にと
学力をつけさせることに
一生懸命になっています。
子どもは自然にふれあいながら
伸び伸びと遊ぶことで、
心と身体の土台が
作られていくのですが、
その機会が減り、感情も抑えられ、
とにかく勉強。
子ども時代の楽しさを味わいきれずに
将来の為に勉強を強いられているような状態です。
人間は
頑張り続けることはできないのに。
そのため、
大学に入学後や就職してから
心が折れてしまう方が
急増しています。
本人がやりたいことではないものを
選択した場合でも
起こりやすいと考えられます。
大人になってから
精神的な不調がでると重症化したり、
回復が長期間に及んでしまうことがあります。
また、学校へ行っている子どもが
年間500人、
自分で命をたってしまっています。
これは、大変なことです。
文部科学省は、
「学校に登校する
結果のみを目標にせず、
自己決定しながら社会へ自立していけることを目指す必要がある」
と令和元年に通知をだしています。
また、令和5年3月の調査結果では、
小・中・高、合わせて30万人が
不登校であると報告されています。
学校へ行けなくても自立できる!!
好きなこと、
楽しいことを通して学んでいきます。
たとえ、
相手がネットの中であっても、
コミュニケーションを
学ぶことができます。
今では、AIが分からないことを
すぐに教えてくれますから、
「なんで
こんな勉強をしないといけないの?」
「なんで
こんなに暗記しないといけないの?」
と疑問を持つ子どもが増えています。
もしかしたら、
今している勉強の一部は、
時代遅れになっていくのかも
知れませんね。
子ども一人一人、
自立の仕方は違い、
適した仕事も違う。
それを自分で考え、
選択していくことが大切です。
親は、
必要なサポートをしながら見守る。
子どもは、自分で選択して
活動することで、
再び生きる喜びを
感じていけるはずです。
少し時間がかかるかもしれませんが、
光は必ず差し込んできます。
ママ自身も趣味などを楽しみながら、
同じ時間を寄り添って
過ごしていきましょう!
「学校へ行かなければ自立できない」という考えを変えるには?
不登校に関する情報や
相談した内容、相談相手などを、
ノートに記していき、
夫や家族に見てもらったり、
子どもの様子をその都度伝えます。
すぐに伝えなければいけないことは、
無理に学校へ行かせたり、
行かせようと圧力を加える
期間が長いほど、
回復に時間がかかるということです。
理由は、精神的な2次障害が起きたり、
症状が重症化する為です。
それに加え、親子の信頼関係が壊れてしまいます。
そうなると
コミュニケーションがとれなくなり、
治療どころではなくなってしまいます。
これだけは避けたいところですね。
子どもの様子を伝えていくことで、
家族は現実を受け止めざるを
得なくなりますが、
かといって「学校は行くべき」
という信念を変えるのは
容易ではありません。
その信念を変える為には、
少しハードルが高くなるかも
しれませんが、
第三者の力を借りましょう。
スクールカウンセラー、
児童相談所、
医師などは権威もあり、
心に響く言葉で説明してくれます。
夫や家族の考えが変わると、
ママはすごく楽になるし、
子どもが不登校であっても、
寄り添いながら
幸せな日々を送っていけるはずです。
あと、本当に大切なこと、
それは、子どもはママの笑顔が
一番嬉しいということです!