「不登校は甘え?」SOSを見逃した、わたしの失敗談。
子どもが学校へ行けないのは
「甘えや怠けたいから」
と考えてはいませんか?
実は、甘えや怠けではないのです。
子ども自身も、
自分をコントロールできない
状態なのです。
心と身体のSOS
頭と身体が重くて動けない。
怖くて外へ出られない。
子ども自身も自分が分からない…。
ひどい時は、寝返りさえも
できなくなります。
これは、
脳の機能が低下している状態。
医療の力が必要な場合もあります。
子どもはうまく伝えることが
できないから、何らかの形で
「SOS」をだしているのですが
気づかれないことも多いのです。
分かってもらえないだろうと
諦めてしまうこともあります。
かつて、わたしは、
「お腹が痛い」「頭が痛い」
部屋から出てこない娘を説得し、
何度も学校へ連れて行きました。
「甘えたい、怠けたい」だけだろう…
とにかく休み癖がつかないようにと
なんだかんだと頑張ってしまいました。
登校させたはずが、
「来ていないですよ」と学校から
連絡があったこともあります。
どうか、生きていてほしい
そんな思いで探し回りました。
あの頃の娘は、
身体も心も辛い状態。
なのに、親からも厳しく
追い立てられていたのです。
当然、娘の状態は悪化し
医療の力が必要になりました。
そして、親子関係は悪化。
娘にとって、わたしは
「敵」になってしまいました。
娘は、どんなに悔しかったことか。
真っ暗闇の中で孤独に
苦しんでいたはずです。
今となっては、大反省です。
学校へ行くことができないと
何らかの形で表現はすることは
自分を守るための「SOS」なのです。
不登校の原因についての記事もあります。
参考にしてみて下さいね。
心療内科受診
過剰なストレスが続き
脳の機能が低下すると
人が怖くなったり
自己肯定感が極度に低くなります。
脳の感情に関する部分が
委縮したりホルモンの変化で
神経伝達がうまくいかなくなるのです。
暴力的になることもあれば
「消えてしまいたい」と
考えてしまうこともあります。
まるで別人のようになることも
ありますが、脳の機能低下が
原因と考えられます。
命に関わるような言動や行動が
見られる場合は、医療機関の
受診が必要になります。
状態が悪化するほど
意思疎通がうまくいかずに
医療機関へつなげることが
困難になってしまうので
早めの対応が必要です。
わたしは、
娘を受診させることが遅くなり
長引かせてしまいました。
また、受診すらままなりませんでした。
病院に連れて行っても
怖くて院内へ入れずに
家へ引き返したことも何度もあります。
気になることがあったら
第三者に相談したり
早めに受診することが大切です。
甘えさせる
満たされていない「甘え」を
満たしていくことで、心の土台が
どっしりと形成されていきます。
子どもの好きなことを
一緒にしたり、
スキンシップをとったり。
心の土台が形成されていくと
多少のストレスにも強くなり、
自立へ向かっていくことが
できるようになります。
とはいっても
親子関係が悪化しているから
会話ができないこともありますよね。
その場合は、
少し時間がかかりますが
お子さまの意思を尊重しながら
食事や必要とされる支援を
続けていきましょう。
わたしは、
2年間ほど腫れ物にさわるようにしか
娘とかかわることができませんでした。
泣けてくるエピソードも
幾度となくありました。
後々わかったことは、
その時の娘は別人モードだった
ということです。
2年後くらいからは
本来の性格が少しずつ戻ってきました。
その頃から
会話やスキンシップがとりやすくなり
以前よりも親子関係が良好になりました。
子どもは、回復力があります。
そして、ママのことが大好きです。
諦めずに信じていてください。
途中、苦しいこともあり
忍耐が必要なこともあるかと思います。
ですが、光は少しずつ差し込んでくるのです。
まとめ
学校へ行けない、行かないのは
「甘え」ではなくて「SOS」。
子どもの辛さを理解し
味方でいることが重要です。
学校を休む行くかは
子どもに選択させることが大切。
そして、休養することで
必ず回復していきます。
過度に不安にならなくても大丈夫。
ママの笑顔が子どもの元気の源になっていくのです。